すぐに住みたいならおススメ!?即入居可賃貸の本当の意味とメリットは?

「仕事の都合で急に遠方に住まなければいけない」「今の家に住めなくなった」など、急に次の引っ越し先を見つけなければならないときは本当に焦るものですよね。

そんなケースでススメなのが「即入居可」という物件です。文字のイメージから、「内見したらその日に住める?!」と勘違いしそうですが、実際のところはどうなのでしょうか?

◆「即入居可」の本当の意味とは?

即入居可というのは、「すでに空室となって誰も住んでいない」という意味が含まれています。

通常、アパートなどの賃貸物件は、前の住人が退去してから次の借主が入居するまで、傷んだ箇所をリフォームしたり、汚れたところをハウスクリーニングしたりしなければなりません。即入居可という物件は、すでにこれらの作業が完了し、次の人がすぐに住むための準備が整っている状態。それで、“即”という文字がついているのですね。

ただ、現実的には、賃貸物件に入居するためには、契約や入居審査という段階を踏まなければなりません。即入居可だからと言っても、「即日入居できる」や「次の日に引越しできる」などではないと覚えておきましょう。

◆「即入居可」のメリットはどんなところ?

現在空室物件で入居者がいないため、希望すればすぐに内見が可能です。ハウスクリーニングも済んでいるので、綺麗になった状態の部屋を確認できるメリットがあります。

◆早ければ数日で新生活が始められるかも

内見で「気に入ったのでここに住みたい」と言っても、こちらの一方的な希望だけで契約することはできません。「内見→入居申し込み→入居審査→契約」という流れに沿って入居できるかが決まります。即入居可という物件の内見はすぐにできますが、入居審査でOKをもらわないことには住むことはできません。

入居審査では、家賃を支払えるか収入面もチェックされます。その物件の家賃に対して、本人の支払い能力がなさそうならNGと言われるケースもあるでしょう。入居審査をクリアすれば、すぐに契約ができます。不動産会社によりますが、入居審査の返事までは数日程度。それからすぐに契約ができれば入居ができるでしょう。最も短いパターンなら、2~3日で契約ができ入居とスムーズに新生活が始められそうです。内見や入居申し込みのときに、なるべく急いで入居したい旨を話しておくのもいいかもしれません。

◆まとめ

即入居可は、契約までの流れがスムーズなので「すぐにでも住みたい」という事情を抱えた人にとっては魅力的な物件でしょう。最短で2~3日くらいで入居ができるケースもあります。

ただ、生活を始めるにあたっては、電気やガスといったライフラインの手続きなど、そのほかにやるべきことがたくさんです。

急げば急ぐほど忘れがちなポイントもあるので、事前に流れを頭に入れながら進めるようにしたいものです。