外壁塗装が持つ本当の意味って?正しい理解をすることが家の寿命を高める秘訣

「外壁塗装」の意味について、みなさんはどのようなイメージを持っていますか?

「家の外観を良くする」と、見た目の綺麗さを保つだけと思っている人も多いかもしれません。確かに、外壁塗装によって見た目が真新しくなるので満足感に繋がりますが、実はそれだけではありません。

今回は、外壁塗装をすることで期待できるメリットについてじっくり解説していきます。

◆その1:見た目をキレイにする

新築したばかりで美しい発色の外壁でも、長年の月日が過ぎ去ると次第に色がよどんでくるものです。部屋にかけているカーテンをイメージしてもらえば分かりますが、日光があたることで少しずつ色が抜けていきますよね。

外壁も一緒で太陽の光を直接受けることで色あせていきます。それに、風や雨にさらされているので、表面も劣化し「ツヤ感」が無くなっていくものです。雨の水分が含まれて外壁が剥がれ落ちたり、カビで黒ずみがひどくなったりするケースも。

住まいの第一印象にもなる外壁が汚れていると残念ですよね。塗り直しによって、綺麗な外観を取り戻すことができます。

◆その2:寿命をアップさせる

そもそも、外壁に塗られている塗料の表面は、塗膜によって水分が中に入りこむのを防いでいます。しかし、塗装機能がかなり退化した外壁は、雨があたると外壁を通過して家の構造にまで浸透していくものです。

雨漏りが起こるだけでなく、水分を含んだ木材は劣化して建物の強度を弱めてしまうでしょう。傷んだ外壁を放置して、基礎にまで水分が到達するとシロアリが発生してしまうリスクも…。外壁の防水機能が弱まると、住まいの寿命の衰えがスピーディーになってしまいます。

塗装をし直すことで、雨水の侵入を防ぎ住まいの寿命を伸ばすことに繋がります。

◆その3:断熱効果で快適な室温にできる

外壁に機能性を持つ塗料を塗ると、太陽の暑さを家のなかに通しにくくしてくれます。夏には、家のなかの気温を和らげてくれるでしょう。冬にも同様のことが言えます。外の気温が室内に伝わりにくいので、部屋のなかの暖房が効きやすいメリットがあります。省エネができるエコな家になり、光熱費を少しでもおさえることが期待できるでしょう。

◆まとめ

外壁塗装については「外観は汚れていてもいい」「費用が高いから後からでもいいかな」と必要性を感じずに、汚れたままにしておく人も珍しくありません。しかし、外壁塗装には「家を守る」という重要な役割があります。汚れたまま、剥がれたまま…と明らかに傷んでいる外壁を放置しておくと、住まいが急激に劣化していきます。最終的に外壁塗装以外の修繕費用がかかってしまうケースも。

大切な住まいを守るため、適切なタイミングで外壁塗装を考えてみてはいかがでしょうか。