トイレがお洒落な空間に…!トイレリフォームでタンクレストイレを導入する前に考えておきたいポイント

トイレは一日のなかでも何度も使う場所。健康とも関わっているので、快適に使いたいものですよね。古いタイプの便器を使っているより、機能性が高い新しいトイレにリフォームすれば、格段に使い心地がよくなるでしょう。

そんななか、注目されているのが「タンクレストイレ」。便器の背後にあるはずの“タンク”がないスタイルです。

ただ、「人気だから」という理由で、特徴をよく知らないままリフォームするのは後悔のもとです。まずは「タンクレストイレ」について、知ることから始めましょう。

◆タンクレスとはどんなしくみ?

通常、トイレを使用した後に洗浄する水は、便器の背面にあるタンクに溜めておきます。タンクレストイレは、水を溜めておくタンクがないトイレ。洗浄するたびに、便器に繋がれている給水栓から直に水が流れる仕組みなので、水を溜めておくタンクが不要なのです。

◆タンクレストイレにする魅力とは?

一般的なタンクありのトイレと比べて、タンクがないためスペース的に広くなります。壁側に便器をグッと近づけて設置できるので、空間内に圧迫感がないのが特徴です。トイレなのに、コンパクトにまとまっているお洒落な雰囲気さえ感じるかもしれません。

また、普通のトイレの難点と言えば、タンクの下の掃除のしづらさ。しゃがんで奥まで手を伸ばして掃除をする体勢は辛いものですよね。だからといって、お手入れをしなければホコリが溜まって汚れてしまいます。

タンクレストイレなら、便器回りもスムーズに掃除ができるので、トイレ空間を清潔に保ちやすくなります。

◆知っておきたい注意ポイント

タンクレストイレは、「どこで手を洗うか?」という問題を考えておかなければなりません。

トイレを出てすぐ洗面所があれば、タンクレストイレにリフォームしても手洗いに不便を感じないかもしれません。ただ、洗面所がトイレから離れている間取りなら、手洗い器がないのはかなり不便。衛生面で考えても、トイレ空間に手洗い器をつけてすぐに手を洗えるようにしなければなりませんよね。タンクがなくなってスッキリする反面、手洗い器の設置で狭く感じるケースもあるでしょう。

また、タンクレストイレは、一般的なタンクありの便器よりも価格は高め。さらに、手洗い器もプラスすると、一般的なタンクアリトイレよりも工事費用が割高となりやすいです。

◆まとめ

お洒落なデザインのタンクレストイレは、「狭い・圧迫感がある・お手入れしにくい」という不満を解決してくれそうです。トイレに“美”を追求した人には、おススメのトイレリフォームではないでしょうか。

ただ、手洗い器の問題や費用面で残念ながらタンクレストイレが導入できないケースもあるので、ショールームで実物を確認する、リフォーム会社に相談するなど、ご自身のライフスタイルに合わせて満足の工事をしてみてくださいね。