自然派なら注目したい「ログハウス」…その魅力点と住む前に知るべき注意ポイント

ログハウスというと、海外の大自然にどっしりと佇むイメージが強いですよね。日本でもログハウスは人気ですが、以前は建設に関しての規制も強く、別荘地と言われるような田舎を中心に多く見られました。最近では規制も緩くなり、一般的な住宅地でも建てやすくなり、人気が高まってきています。

一般的な住宅とは外観から内装まで違う部分が多いログハウスですが、メリットと注意点を紹介していきます。

◆ログハウスが持つ魅力点

とてもオシャレで個性的なログハウスの魅力点について紹介します。

・耐火性が高い
ログハウスは丸太が主要構造です。一般的には「木」は燃えやすいイメージのため、建物の壁と柱が丸太のログハウスは「火災が心配」と考える人が多いかもしれません。

しかし、ログハウスで使用する丸太は表面積が広く、分厚い木。万が一、火災が起きても中心部に到達するまでにはかなりの時間を要します。そのため、燃えにくいという性質を持ち耐火性が高いと言えるでしょう。

・リラックス効果がある
また、温かいぬくもりを感じるのもログハウスの魅力。木の柔らかな木目や優しい色合いにより明るい印象の住まいとなるでしょう。そして、森林にいるかのような爽やかな香りが漂い、リラックス効果が得られるのがメリットです。

・調湿効果が高く夏も冬も過ごしやすい
視覚と臭覚に優しい感覚を与えるだけでなく、実際に断熱効果があるのも嬉しいポイントです。

木が持つ高い調湿効果により真夏の湿気をコントロールして、すがすがしい空間で過ごすこともできるでしょう。逆に、乾燥しがちな冬は、木に含んでいる水分を空気中に放出、快適空間を作り上げます。

耐震性や断熱性、調湿性といった住宅性能が高い住宅と言えるでしょう。

◆購入を決める前に把握するべき注意点は?

自然のなかにいるような癒し効果抜群のログハウスですが、「住む」と決める前に把握しておくべき注意点もあります。

そのひとつが「メンテナンスが重要」ということです。

完成したばかりの新しいログハウスは、明るく快適な住まいです。しかし、生きている「木」は時間とともに変質していくのは避けられません。

乾燥による縮みが原因でドアの開閉に影響が出ることもあるでしょう。また、木に亀裂が入って雨漏りが起こり、腐食が進む可能性も考えられます。

愛着を持って、念入りに住まいのメンテナンスをしていく気持ちが重要になるかと思います。

ログハウスはとても個性的でオシャレ、カントリー調でほのぼのとした柔らかさがあります。

「メンテナンスを丁寧に」という注意点もありますが、丁寧に愛着を持って住めば快適。ログハウスが持つ「心に優しく語りかけてくるような自然の温かさ」という魅力点を年月が経つほどに実感できる素敵な住まいになるのではないでしょうか。